本日は富山記念の初日です。北陸地方は梅雨に入ったとはいうものの朝から時折青空ものぞくいい天気となりました。しかし、梅雨独特の蒸し暑さはそうとうなもので、検車場に行ったり来たりするだけで結構体力を使います。
さて、初日は場内イベントとして松戸競輪の所属のLOVE9が富山まで遠征。いつものレースを見せてくれました。このラブナインの競走は見る度に迫力があるものになってます。思いっきり踏み込んだりするから番手が切れたりもするし、中バンクを力で捲る事もあります。見てても面白いのでどこかで彼女らのレースを見る機会があったら注目してみてください。では本日の検車場に行ってみましょう。
まずは初日特選(9R)を走った山口貴弘〔84期〕。レースは後方になるがしっかりと脚を溜めて直線内を鋭く伸びる。「ホームでは何回も行けるところがあったけど、行けば恐らく同県の飯嶋君とあってしまいそうだったから、それなら脚を溜めていた方がいいと思って動かなかった。今の自分の課題はコース取り。内が空いたのが分かったから一気に突っ込んで行きました。その時も躊躇なく踏み込めたので悪くはないですね」とレースを振り返る。優秀レースでも何かしらして見せ場を作るはずだ。
最後は加倉正義〔68期〕。初日は菅原を目標にする。その菅原が鐘から飛び出して先制を決める。番手絶好だったが中団を確保し捲った石毛を止められなかった。「菅原君は頑張ってくれたけどね…。それにしても石毛君のスピードは違いましたね」と仕事をするにもできなかった事を説明。初日の感じについては「捲られたけどもう少しいい着になると思ったけど、結果7着では僕が踏めていないからなんだろうな…」とポツリ。「でも体調が悪いわけではないので、多分セッティングかな。クランクとかも短くしたのでそれが出てないのかも。もう一回戻してギヤの倍数も変えてみようかと思っています」。