前橋F1は本日初日を迎え、A・S級とも初日特選をメインに激しい戦いが繰り広げられました。A級の特選では鐘から飛び出した田中孝彦が積極果敢に先行。人気の阿部秀樹を封じて堂々の逃げ切り勝ちで見せ場を作った。S級の特選は波乱含みのスタートとなった。1番人気の小林大介がまさかの敗退。展開は松尾淳が押さえて先行。小林はスンナリ車を引いて6番手。仕掛けのタイミングを伺っていた小林だが一角付近からスパートしようとした矢先、中団を確保していた海野敦男にけん制を受けて不発。結局逃げた松尾ラインで連を独占という形になった。レース後小林は「けん制もあったけど、何かタイミングがよく取れなかった・・・」と不甲斐ないレースに反省。多くは語らなかったが今節のシリーズリーダーとしての意地を明日の準決で見せてくれそうだ。では本日の検車場に行ってみましょう。
まずはS予選で逃切りを決めた神奈川の松坂洋平〔89期〕。
人気の小泉俊也と同着となったが価値ある1勝をゲットした。「初めてS級の決勝に乗ったのが小倉のドームバンク。前橋のドームもいつも成績がいい。多分、高速バンクは僕の脚質にあってるのかもしれません」と得意バンクであることを説明。「四日市からの疲れはないし最後までよく踏めている」と状態も万全であるとこを強調。明日の準決では強敵・志村太賀との対戦。後ろには赤井学―望月裕一郎と先輩を付けての競走。何としても先制を決めたいところだ!
初日選抜は押さえられて苦しい流れとなった志村太賀〔90期〕だが、鐘で空いた内を見逃さなかった。PR