本日の前橋競輪はS/A共に準決戦が行われました。地元戦で気合の入る篠原忍やシリーズリーダーの小林大介は順当に勝ち上がり決勝進出を果たしました。明日の決勝戦はなかなか見応えのあるものとなりました。時間の都合が付く方はぜひ前橋グリーンドームにお越し下さい。では本日の検車場にいってみましょう。
今回は決勝進出を決めた中部の二人をピックアップ。まずは１０Rで１着を取った松尾淳〔７７期〕。
レースは中団を取りに行くが赤板で踏み遅れてしまい後方に置かれ苦戦を強いられたが中団確保した須賀和彦が早めに仕掛けていったためその動きに乗って捲りを決めた。「ホームで踏み遅れたじゃないですか！ホント、焦りましたよ。今回はドーム競輪ということで一枚ギヤをかけていたからそれが悪い方向（踏み出しが重い）に出てしまって・・・。一本棒の展開になっていたらやばかったかも」と冷や冷やものの準決を振り返る。「でもギヤをかけた事によって須賀君を捲れたわけだから（大きくけん制も受けたが堪えた）結果的にはよかったのかもしれません。前回の和歌山記念では結果が出なかったからこの１勝は本当に嬉しいですよ。やっぱり１着は気分がいいなー」と終始ニッコリ。今まさに勢いに乗ってきた。地元勢のV阻止はやはりこの人となりそうだ。
昨年のオールスター競輪（高知）で不運の落車。それまでの好調な走りは影を潜めてしまった笠松信幸〔８４期〕だが、ここにきてやっと復調の兆しが見えてきた。
準決では先ほど紹介した松尾淳の番手回り。苦しい所から松尾が仕掛けて４コーナーで前が大きくブロック。通常ならそこを踏み堪えるのは厳しいところだが、踏みとどまり前を追う。結果は３着であったがまさに“巧追走”だった。「最近は成績が悪いけど、調子という点ではそんなに悪いとは思っていませんでした。『まだまだ上にはいける』っていう自信みたいなものが自分の中にあったぐらいですから」と説明。明日の決勝戦も準決同様に松尾とタッグを組む。この中部コンビの組み立て次第では地元勢もかなり手を焼きそうだ。
さて、これで前橋競輪の取材を終了します。私事ですが最近、精神的にへこむことがあってやや疲れ気味です。この後は取手の取材、競輪祭へとスケジュールは実にハードです。くれぐれも体調管理には注意して仕事をこなしていきたいと思っています。明日は関東地方で雪の予想が出ています。降り具合では順延となる場合があります。お出かけの際は開催状況を調べておくといいかもしれません。では本日はこの辺で失礼します。
PR