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記者ながら競輪選手と一緒に練習をしたり、全国各地の様子をお伝えします。      
02 / 22 Sat 18:14 ×
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03 / 26 Wed 18:51 #まじ ×
25日から静岡県の伊豆市にある競輪学校の94回生の卒業記念レースの取材にきています。埼玉県の大宮からは車で4時間(道中でかなり混雑があったため)ほどかかりましたが無事に競輪学校に到着。以前から一度は行ってみたいと思っていたところだけにとても興味がある場所でした。第一の印象としては山深いということ。回りは山ばかりです。c0df1c30jpeg3fe7c5c3jpeg








そんな山間にあるのが日本競輪学校です。今回は94回生の卒業記念レース。校舎脇にある400㍍ピストで行われました。スタンドにはたくさんの関係者(生徒の親族やその師匠など)が集まり大変な賑わいを見せていました。競輪学校のバンクを見たのは初めてですが、この400㍍バンクはかなり楕円の形をしていて直線が本当に短い。見た目は400と言うより33バンクの様な感じがします。このバンクで卒業生が最後の競走に臨みます。70dca9b3jpegbbd6ca0bjpeg
 







 競輪学校では実戦であるようなヨコの動きは禁じられています。とにかくタテの動きのみです。めずらしいことに今回の卒記ではかなり落車がありました。それも4人!レース後に少しでもヨコの動きがあった場合や違反があった時は教官が生徒を集めてそれぞれに注意を促します。d58dd807jpeg8e475940jpeg








特に落車が発生した時にはその声にも力が入ります。「何度も言ってるように真っ直ぐ走れ。苦しいのは分かるが内に入ったりはしないようにしろ」と強く注意されます。ここではヨコの動きは御法度。全てが力と力のぶつかり合いで真っ向勝負。見ていても清々しいレースの連続です。お金がかかってないからそんなレースができるのでしょうがここは競輪の基本を学ばす場所。競走の基本をたたき込んでいるところであるということがよく分かりました。
 初日のレースが終わってから最後に競輪学校の教官から今回の在校1位~10位の10人と適性1位の生徒の紹介がありました。教官から見た今回生は「先行で強さを発揮し、逃げて勝てる生徒が多い」とのこと。a8833a6cjpeg70f38f90jpeg








学校での競走は実にスピード溢れるもの。鐘から一気にスピードがあがりホームストレッチは全く緩むことがありません。特にラインという縛りはないので番手の生徒はバックストレッチから平気で番手捲りを放ちます。最終バックではまさに仕掛け合い。とにかく激しいものです。そんな厳しい流れを先行で制するのはなかなかできないことです。先行で力を発揮する彼らのデビューは(7月)です。今後の彼らの活躍に期待したいと思います。
 さて、今回は自分が住んでいる埼玉県の若手を紹介していきたいと思います。今期の埼玉の生徒は2名です。まずは阿部大樹(19歳)は常に笑顔の絶えない生徒。1b844f0ejpegどんな苦しい競走後でもこちらの質問には笑顔を絶やさずに応える。競輪選手を目指した理由を聞いてみると「兄が競輪選手を目指していてその姿を自分が見ていました。その姿が僕には格好良く映って。それが競輪選手を目指した理由です」とキッパリと答える。デビュー後はどんなレースをしていきたいかとの質問には「とにかく先行です。先行で勝って上に登りたい」と強気に答えてくれた。7月からのデビューが待ち遠しい。
 次は岡光良生徒(26歳)。最終在校順位は3位。654cd18cjpeg印象としてはあまり強気な感じのしない生徒であったが内に秘める闘志は相当なものをもっているようだ。師匠は新井正昭で新井グループで練習をしている新人。在校順位については「自分がベスト10位以内に入るとは・・・。これは選手をやっていると常について回るからそれに答えられる様に頑張らないといけませんね」と話す。今後の課題については「正直、自分は持久力が足りない様な感じがします。それが捲りの多さに繋がってしまってるのかも。これをしっかりと克服して先行できるようにしていきたい」とキッパリ。弱点を克服しデビューに備える。
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