昨年から小倉ナイターの配分から少し離れていました。今回は久々に福岡の北九州に行くこととなりました。以前のように毎回の様に行っていると新鮮味に欠けてしまいますが、久々の出張となると何となく楽しみな気もしてきます。それでは本日の検車場に行ってみましょう。
まずは初日特選レースから二人挙げたい。金山栄を目標にできる西郷剛〔69期〕。
前回の静岡の準決では目標がなく、どんなレースをするのかに注目が集まった。その答えはなんと緩んだホームを一気にカマして主導権を取る強行策だった。「ここ２～３年は番組も僕のことを追い込みとして見てもらえるようになってきたんですが、前回は違ったんです。自分で何かやれって感じの番組で…。だから緩んだ隙を見て思い切ってカマしてみました。丸々１周駆けたんですが意外と粘れちゃって（笑）。でも基本は追い込みなんですよ、僕は」と説明しながら前回を振り返る。初日特選は徹底先行の金山栄の番手となった。「金山君とは何回も連係しています。いつも必ず頑張ってくれるので楽しみです」と金山という好目標を得ただけに今回は気合いが入っているようだった。金山も「西郷さんが付くし僕がチョンボするわけにはいかない」とキッパリ。近畿両者のレースに注目だ！
次は名古屋で好走した柴田洋輔〔９２期〕。
「名古屋は自分なりにしっかりと動けていましたね。感じ自体も悪くなかったと思います」と前回を振り返る。その名古屋からは中１１日での参戦。ここまでの調整について聞いてみると「実はあまり練習ができていないんですよ。競走が終わってからペナルティの関係で５泊６日の競走訓練に参加していたんです。だからほとんど練習らしい練習はできなかった。帰ってからは地元の松戸でファンサービスイベントに参加していたから…」とやや乗り込み不足に不安げな様子も「初めての特選だし例え２車と言えども思い切って駆けていく」と最後はキッパリ言い切ってくれた。
最後はＡ級の初日特選の一ノ瀬匠〔９２期〕。
この選手のバック数は何と３５本。これは驚異的な数字だ。どうしてこんなに先行に拘るのか興味があったので聞いてみた。「捲りは出ないわけではないのですが、自分にとってはタイミングが取りにくいんです。でも先行なら自分のタイミングで仕掛けることができる。それに師匠（原司）との約束（４ヶ月間でバック数を２０本以上取る）もあるので何としても主導権だけは取りに行っているんです」と話す。来期からはいよいよ初のＳ級昇格となる。今後、東日本にも遠征してくる可能性が大きいだけにこの一ノ瀬の走りには今から注目しておきたい。
まずは初日特選レースから二人挙げたい。金山栄を目標にできる西郷剛〔69期〕。
次は名古屋で好走した柴田洋輔〔９２期〕。
最後はＡ級の初日特選の一ノ瀬匠〔９２期〕。
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