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酸ヶ湯温泉。この読み(すかゆ)は旅行業界での資格試験でも出されることがしばしば。国民保養温泉の第一号を取得。まさに青森県を代表する名湯といえる温泉だ。私ごとですが以前、添乗や観光した際に酸ヶ湯を通りかかったことは何度もあるのですが、ここの湯に入ったことは今まで一度もありませんでした。その存在は知ってはいたが、なかなか「縁」がなかった温泉でした。今回、青森の旅の中でこの「酸ヶ湯」に立ち寄ると聞いていたので、樹氷同様に楽しみにしていました。酸ヶ湯は標高890メートルと比較的高所にある温泉で、冬期でも市内から続いている道路は除雪が行われていて比較的アクセスは良好。ただ、この付近は大変な豪雪地帯で積雪4メートルや5メートルは毎年当たり前。冬は気温もかなり下がり厳しい環境であります。旅館の正面玄関は雪とつららで覆われていて鄙びた宿の看板「酸ヶ湯」がいい雰囲気を出していました。一般宿泊者の他にも湯治で訪れている人もいて、厳冬期にも関わらず宿には結構な人がいました。入り口で名物の千人風呂(混浴)の入場券(600円)を買い、さっそくお風呂に直行! 広々とした浴室(誰も入浴していなかったので、ちょっと失礼して写真を撮らせてもらいました)にいい硫黄の香り。入ってみるとちょっと熱めでしたが、これまたいいお湯。時折、下からポコポコと新しい湯が沸き出してきていて源泉100パーセントの心地よい温泉でした。泉質はかなり強力で酸ヶ湯というだけあって湯は強酸性。ちょっと口に含んでみるとこれがまさに「レモン水」。酸っぱくて凄い味でした。あまりゆっくり入っては体に効き過ぎると思ってはいたのですが、せっかくだからガッツリ入っていこうと思い比較的長く湯に浸かりました。その影響かどうかは知りませんが、帰りの車の中で急激に眠気に襲われてやってはならない「助手席での爆睡」をしてしまいました(笑)。運転者のSさんには申し訳ないと思っています…(反省)。とにかく濃度が高く凄い効き目です。まあ、人によってはその効果や効能が違うかもしれませんが、自分の体には結構効きました。(群馬の川原湯温泉も個人的には効きます)ここは本当に素晴らしい温泉! 今度は機会があったら泊まりで行ってみたいと思います。
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先日、冬の青森に樹氷を見に出掛けました。冬期の青森は降雪量が多く大変厳しい環境。関東などあまり雪が降らない所に住んでいる人間にとってはその大変さはあまりピンとこないものです。とくに今年は氷点下の日が多かったみたいで雪が溶けずに市内においても道路脇には3メートル前後の雪の山があちらこちらにありました。町中でさえそんな状態なのですから樹氷がある山側はもっと雪深い環境となります。山に向かっていく道中の反対車線では除雪車が豪快に雪を飛ばして、常に積もってくる雪を道路から除雪。地元のSさんが言うには雪が降ればこれの繰り返しで常に雪が積もらないようにしているとのこと。さて、丁寧に除雪された道を車で走ること約1時間で八甲田ロープウェイの乗り場に到着。樹氷が見られる場所付近までは、さらにロープウェイで登らなくてはなりません。約100人乗りのゴンドラにスキーヤーと共に乗車(往復1800円)し、約10分の道のり。徐々に高度を上げていくと周囲は白銀の世界となります。まさに雪、雪、雪。どこを見ても白一色となります。山頂駅に到着するとその景色にビックリ。駅舎の鉄骨やコンクリートになどは吹き付けてくる風と雪によって完全に凍り付いており、信じられない状態となっていました(笑)。気温は山麓駅付近ではマイナス8度くらいでしたが、山頂駅付近では何とマイナス12・6度。この寒さと厳しさは言葉では言い表せません。
さて、ここからはガイドさんの誘導でかんじき(スノーシュー)を履いて、樹氷を間近に見に行くことにしました。(スノーシューウォーク参加料は大人1000円)当然、雪道を歩くは初めてだし、途中で外れてしまってはまずいので靴のセッティングなどは全てプロにお任せ。全員の準備ができてからいよいよ山頂駅を出発します! 外に出るとこれまた信じられない寒さ。帽子や手袋なしではとても普通にしていられません。道中で写真を撮る関係で手袋を外してシャッターを切っていたのですが、数分外気に触れたたけで、びりびりと手が痛くなってきます。これは言葉ではなかなか表現できないのですが、寒いっていう感覚ではなく痛いっていう感覚なのです。さらに風で吹雪いてくるとその痛さはさらに倍加します。最初は天候がよく歩くのは比較的に楽でしたが(とは言っても、かんじきを付けているとはいえ一回の踏み込みで約3~40センチは雪の中に足が潜る。とにかく歩きにくい)、しだいに風と雪が強まり常に外気に接している顔などは針でつつかれるような感覚となってきます。ようやく樹氷を間近に見るところまで歩き、しっかりとこれを観察。最初の印象がまさに「からあげ? もしくはできそこないのモアイ像?」って感じでした(笑)。しかし、その表面は風できれに削られていてそれは見事な自然の芸術品というべきものでした。時折、風が止まり周囲を一気に見渡せる瞬間ができます。その時に見る樹氷は、山一帯に広がる集団墓標のようで不気味な感じがしましたが、自然が作った美しくも不思議なその風景に暫し見とれてしまいました。樹氷は冬の蔵王とここでしか見られず大変貴重なものです。現地の人が言うには樹氷は風と天候が安定してくる3月くらいに見るのが最高とのことでした。興味のある方は是非一度、足を運んでみてはどうでしょう?
さて、ここからはガイドさんの誘導でかんじき(スノーシュー)を履いて、樹氷を間近に見に行くことにしました。(スノーシューウォーク参加料は大人1000円)当然、雪道を歩くは初めてだし、途中で外れてしまってはまずいので靴のセッティングなどは全てプロにお任せ。全員の準備ができてからいよいよ山頂駅を出発します! 外に出るとこれまた信じられない寒さ。帽子や手袋なしではとても普通にしていられません。道中で写真を撮る関係で手袋を外してシャッターを切っていたのですが、数分外気に触れたたけで、びりびりと手が痛くなってきます。これは言葉ではなかなか表現できないのですが、寒いっていう感覚ではなく痛いっていう感覚なのです。さらに風で吹雪いてくるとその痛さはさらに倍加します。最初は天候がよく歩くのは比較的に楽でしたが(とは言っても、かんじきを付けているとはいえ一回の踏み込みで約3~40センチは雪の中に足が潜る。とにかく歩きにくい)、しだいに風と雪が強まり常に外気に接している顔などは針でつつかれるような感覚となってきます。ようやく樹氷を間近に見るところまで歩き、しっかりとこれを観察。最初の印象がまさに「からあげ? もしくはできそこないのモアイ像?」って感じでした(笑)。しかし、その表面は風できれに削られていてそれは見事な自然の芸術品というべきものでした。時折、風が止まり周囲を一気に見渡せる瞬間ができます。その時に見る樹氷は、山一帯に広がる集団墓標のようで不気味な感じがしましたが、自然が作った美しくも不思議なその風景に暫し見とれてしまいました。樹氷は冬の蔵王とここでしか見られず大変貴重なものです。現地の人が言うには樹氷は風と天候が安定してくる3月くらいに見るのが最高とのことでした。興味のある方は是非一度、足を運んでみてはどうでしょう?
以前、鹿児島の知覧町の特攻平和会館にも行きましたが、関東地方にもこのような施設があると知って先日、足を運んでみました。予科練平和記念館は茨城の阿見町という場所にあります。今こそは霞ヶ浦が見渡せる静かな町ですが戦時中には海軍の航空隊があり、飛行予科練習生制度で選抜された練習生と共に海軍の町として大いに発展したところだったそうです。今現在は陸上自衛隊の駐屯地となっています。施設は霞ヶ浦の湖岸にあり、なかなかモダンな建物。入り口で500円の入場料を支払い中に。予科練が設立された経緯から終戦までを細かく映像と展示で説明。あらかじめ予習はして行ったのですが、意外な発見で驚いたこともありました。
展示の最後は「特攻」でした。戦況が厳しくなった終戦間近には非情な特攻兵器が開発され、多くの予科練生達がこの兵器と共に散っていきました。最後の展示内容には胸が苦しくなる思いになりましたが、これを通じて改めて平和の大切さを思い知るに到りました。