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今回の佐世保記念主張中に佐世保の自衛隊の基地内で艦船の一般公開があったので、仕事前にちょっと行ってみることにしました。
基地は競輪場からは歩いて5分少々の場所にあります。ゲート前で受付を済ませて基地内に入ります。基地は湾内に向けて広がっておりとても広大なものです。暫く岸壁に向かって歩いていくと護衛艦がたくさん停泊していました。今回はその中のひとつでもある「おおよど」に乗ってきました。全長が120メートルあり艦全体が灰色に塗られているとても大きな船です。甲板には自衛官がいて船の装備について事細かく丁寧に説明してくれました。
まず最初に目についたのは船の前方に備え付けてある大砲です。真近くでみると戦車の砲身のようなものです。この設備について聞いてみると76ミリ砲で有効射程距離は13キロもあるそうです。13キロ先にある目標を完全に撃破できる性能を持っているとか。しかも1分間に50~60発も撃てるそうです。これを見るとやはり普通の船ではないということが分かります。
次は8個の穴を持つ何かの発射台の前に来ました。自衛官の人の話によるとこれが魚雷の発射装置なんだそうでこれで他の艦船などを攻撃するそうです。ちなみに訓練で使う魚雷の一発の値段は3000万円だそうです。とても高いので驚きましたが自衛官の人は「国民の生命と財産を守るためには必要なことなので値段は別問題」と言ってました。確かに有事になったときはこれが有効な防衛手段になると思うと国防の為にはしょうがないのかなと思いました。
船の最後方にあったのは大きな筒。この筒はハプーンミサイルの発射装置なのだそうです。ハプーンミサイルは対艦対ミサイルで敵戦艦に対して攻撃するときに使用するそうです。しかし、ミサイルの値段が一発約1億円もする高価なものだそうで、練習でも使用することはないそうです。一応、この船には6個のミサイル発射筒が搭載されていました。実際にこの兵器が使われることがないことが一番なのですが、備えあれば憂いなしといったところでしょうか。
佐世保では年に何回かこうした艦船を公開もしくは体験航海もやっているそうです。その情報はホームページなどでチェックできます。なかなか体験できないことなのでやっている時には一度足を運んでみてはいかかでしょうか?
ここは海上自衛隊の施設のひとつで戦争中に海軍の基地があったとこに建てられたようです。建物はとてもモダンで7階建ての素晴らしいものです。入館料は無料で時間は9時から17時まで。館内には日本海軍ができるまでの歴史や海上自衛隊の活動・兵器などが展示されています。カメラを持って行ったのですが館内は写真撮影が禁止ということでこれらを撮ることはできませんでした。説明もよくされていて興味のある人にはとても見応えのある施設です。軍港の町として栄えた佐世保の歴史を知る上でも一度は足を運んでみたいところです。旅打ちなどでこの地を訪ねる機会があったら是非行ってみてください。
さらに温泉街の奥に歩いていくと安楽寺というお寺があります。こちらの創建もそうとう古い(729-749年や824-834年とも言われている)ようです。鎌倉時代は北条氏の庇護を受けて栄えていたそうですが、室町時代以降は徐々に衰退。古い建物は現存する八角三重塔だけで近世以前の八角塔として残っているのはここだけだそうです。確かに重厚で重みのある雰囲気。時間をかけてみても何となく飽きのこないものでした。
観光が終わってからはさっそく温泉に入りに町に戻ります。途中で泉飲場がありました。ちょろちょろ出ていお湯は熱くもなくちょうどいい温度。ちょっぴり硫黄の匂いがします。あまり飲みやすいものではありませんでしたが源泉を飲むことができます。歴史ある建物と良質の温泉に恵まれた別所には一度足を運んでみるといいかもしれません。