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記者ながら競輪選手と一緒に練習をしたり、全国各地の様子をお伝えします。      
03 / 11 Tue 01:35 ×
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12 / 16 Sun 02:55 #まじ ×
 只今、九州遠征中です。今回は小倉ナイター前節と後節の間には3日間ほど間があります。この間は日程上、仕事ではなくお休みとなています。どうやって休みを消化しようか迷っていると、友人記者のTさんが『雲仙温泉』に案内してくれるとのことで、この日を楽しみにしていました。         
 unnzennryokouu001.jpgさて、出発日は小倉駅9時発の新幹線に乗り、さらに博多から特急に乗り換えて福岡県の大牟田駅まで移動。ここでT記者と合流し雲仙を目指します。まずは車で15分ほど走ったところにある長洲港に向けて車を進めます。長洲港から対岸にある多以良港まではフェリー(有明フェリー、所要時間は約40分で料金は430円であったと思います)が出ています。この船は大型なので車を載せる事が出来ます。車を載せさえすればあとは有明海を横断する船旅を楽しむだけ。とても楽です。船が出発するとどこから来たのかは分かりませんが、カモメたちが船の回りを取り囲みます。船内ではそのカモメの餌(パンだったような気がしますが)が売られており、その餌が欲しくて集まるようです。乗客の一人が餌をあげ出すと一気に群がりカモメが餌を取り合います。至近距離であげるのはちょっと、おっかない感じが・・・(鳥の鳴き声が荒々しいうえに凄い勢いで接近してくるので何となくつつかれそうで・・・)。そんな風景を眺めていると所要時間の40分はあっという間に過ぎてしまいます。さあ、いよいよ多比良港(長崎県)に上陸です!unnzennryokou002.jpgunnzennryokou003.jpg
 







 長崎県側に着くと福岡県側からはぼんやりとしか見えなかった雲仙普賢岳がくっきりと見えてきます。この普賢岳は13年前(1990年11月噴火活動開始)に噴火を起こし、島原市と深江町に甚大な被害をもたらしたばかりか、噴火の取材をしていた報道関係者や火山学者、警察、消防関係者、その他民間の方が大規模な火砕流に巻き込まれ43人の人的被害を出しました。これは記憶に新しいところだと思います。ようやく1995年に活動を休止し、現在の状態になりましたが13年たったいまでも頂上部は約200度以上の蒸気が立ち込めごつごつとした岩がせり出してきています。いかに当時の噴火がすさまじいものであったのかが現在にしても分かります。unnzennryokou004.jpg
 この島原市にはこの普賢岳の噴火をきっかけに復興記念館のようなものがあります。ここを『雲仙災害記念館・がまだすドーム』と言います。ところでこの“がまだす”って何?とお思いでしょう。そう、僕も最初は何のことだかよく分からなかったのですが、さすが九州出身のTさん、そこは丁寧に説明してくれました。簡単に言えば「鎌をだす」→「(農作業の)仕事をする」→仕事をするって事は「頑張る」ということの意味なんだそうで、これが“がまだす”になったらしいのです。語源が分かるとよく理解出来る上に面白く感じます。ちなみにこっち(九州の有明海沿岸の)人は普通に使っているみたいですよ。unnzennryokuo005.jpgunnzennryokou006.jpg









 このがまだすドームとネーミングされた施設は地元住民の復興への強い意志を反映して付けられたのもなんでしょう。さて、入り口から入って見ます(入館料は1000円)。展示物は全て過去の普賢岳の噴火にまつわるものが中心になっています。さらにこの地が火山とは切っても切れない関係にあることや、過去の噴火の様子などを歌舞伎の手法を取り入れて分かりやすく表現しています。なお、火砕流のスピードの体験コーナーや大きなドーム型のスクリーンで平成の大噴火の様子を擬似体験できるシアターなどもあり、どれも飽きさせずじっくり見てしまいます。
 この普賢岳の噴火では火砕流が大規模な被害をもたらしましたが、水はけを悪くする火山灰が引き起こした土石流の被害も凄まじいものだったようです。この付近を走る水無川流域のには大きな被害がでました。国道251号線沿いにある『道の駅みずなし本陣』には土砂災害で埋まってしまった家屋がそのまま保存されています。unnzennryokou007.jpgunnzennryokou008.jpg








 
 いかに凄いスピードで家が破壊され埋まってしまったのかが、一目で分かるようになっています。
 さて、そろそろ島原市を後にし、お宿がある雲仙温泉に向かいます。島原からは雲仙岳をめがけて山道を登ります。結構上っていったような気がします。それに伴って気温も下がり10度を下回る寒さでした。車で40分くらい登った所にようやく湯煙が見えてきました。そう、ここが雲仙温泉です。unnzennryokou009.jpgunnzennryokou010.jpg









 この雲仙温泉は雲仙地獄の中にあり数件の旅館が密集してとても趣のある温泉場でした。まず、宿に荷物を置き、さっそく地獄巡りに出かけます。雲仙の源泉はこの地獄周辺から湧き出します。湯は高温で硫黄泉です。開湯は古く701年(大宝元年)に、行基によって温泉山満明寺が建立されたことに始まるそうで、明治大正期には欧米人の保養地として栄えました。何と言っても良質の泉質がこの温泉の特徴。源泉をちょっと口に含んでみましたが、とても酸っぱく感じます。これは先日訪れた草津温泉と同じような感じ。酸性が強いものでした。
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 雲仙地獄は最近見た地獄の中でもかなり大きいものでした。端から端までを見ると4~50分はかかりそうです。周囲はもうもうと湯煙を上げてまさに地獄そのもの。とくに凄かったのは『大叫喚地獄』で立ち込める煙で前が見えないうえに地中から鬼の叫びのような音を立てています。昼間ならそれ程不気味ではないでしょうが夜は怖くて近づくことはできそうにもありません。
 今回お世話になったのが地獄の前にある旅館・富貴屋(ふきや0957-73-3211)です。先ほども言いましたがこの地獄の付近には沢山の旅館があるんですがその内の一軒です。何と言っても地獄から直接引いてきた源泉を使っている(熱すぎるので水で薄めているそうですが)お湯は実にすばらしい。特に露天風呂は温度的に温めになっており長い時間ゆっくりと入っていられます。夜、空を眺めて地獄の音を聞きながら、吹き抜ける晩秋の風を感じて入るお風呂は最高のひとときとなりました。ここのお宿は料理も充実していて地元ならではの鍋なども出してくれます。雲仙温泉は僕が想像していたよりもスケールが大きく素晴らしい温泉でした。unnzennrykou013.jpgunnzennryokou014.jpg
 
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12 / 13 Thu 16:05 #まじ ×

 先日、長野の地獄谷温泉の帰りは志賀高原を通らず一般道を使って帰りました。その途中に草津温泉付近を通ったため、そのついでに草津に立ち寄る事にしました。今回は温泉三昧となり同行した先輩記者はさすがに(もう温泉はいいや・・・のような顔つき)厳しそうな感じでしたが運転している僕が勝手に車を進めちゃいました(笑)。kusatsuonnsenn001.jpg
 行ったことがある人は草津の良さは肌で感じ取ることが出来るはずです。何とも言えない温泉情緒たっぷりの素晴らしい温泉です。お湯の良さでは今更説明する事も無いと思いますが西の別府、東の草津と言われているほど良質の泉質です。特徴から言えば強酸性でPHは2くらいで金属類はすぐさび付いてしまいます。さらにこの湯は飲んではいけないのですが(歯のエナメル質を溶かしてしまう)とても酸っぱく感じます。肌が弱い人は入るとピリピリ感じるそうです。
 源泉は草津の至る所から湧き出ていてその湯量の豊富さには驚かされます。またそのほとんどが高温泉で源泉そのままでは入れません。今はラジエターなどで使用温度に調整していますが、昔は草津節という唄を唄いながら木の板で湯船をかき回し、気化熱の原理で湯温を下げる「湯もみ」が行われていました(今でも観光目的で行われています)。kusatsu-yubatake002.jpg
 また温泉の中心地でもある湯畑では足湯があり日帰りの観光客などに大変人気です。またお湯の中に含まれる湯ノ花を採取するために湯畑から大きな桶に湯を通しています。硫黄の何ともいい香りに温泉街は包まれています。山の中にある温泉ですがとてもいい湯が湧いているので近くに行くことがあったら是非訪ねてみて下さい。
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 なお、今回は行きませんでしたが西の川原湯という日帰り大露天風呂があります。ここは万代鉱源泉から直接温泉を引いており広々とした露天風呂で草津の湯を楽しめます。

12 / 10 Mon 12:31 #まじ ×
 全日本選抜競輪が開催されていた12月の上旬に温泉好きの先輩記者と共に長野県の地獄谷温泉に行ってきました。この温泉は僕が以前、旅行会社で働いていた時に添乗で訪れたところでもあります。その時は時間の関係で宿泊することなく立ち寄った土地であったのですが、自然に溢れた温泉地であったため(こういった温泉は温泉好きにはたまらない)、いつか必ず泊まりたいと思っていたところでした。今回ようやくその決意がかなうとあってとてもワクワクしながら出発を迎えます。
 さて、大宮を出発して関越自動車道を走り続け信州は長野県に向かいます。ここから一般道を使って市内に入り最初の観光をすることに。長野と言えばやはり『牛に引かれて善光寺参り』とか『遠くとも一度は詣れ善光寺』とも言われているとおり、定番とも言える善光寺に行くことにしました。訪れたのが休日ということもあって多くの観光客でにぎわっています。
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さすが国宝である本堂は堂々とした佇まい。さらに本堂まで行く参道にある三門や銅造阿弥陀如来及び両脇侍立像は共に重要文化財に指定されており、大変素晴らしいものでした。なお、一度やってみたいのが善光寺にある『お戒壇巡り』です(有料で500円)。これは本堂の下の廊下(真っ暗で何も見えない)を歩いていき本尊の下にある極楽浄土への錠前を探して願い事を掛けるというとても面白い体験ができます。古い建物が多く残る善光寺の周辺。ちょっとした散歩でも楽しいものでしょう。
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 さて時間も時間。お昼となりそろそろお腹が空く頃です。信州と言えば味噌も有名ですが、やはり『そば』でしょう。善光寺の門前には沢山のおそば屋さんがあります。そのうちの一つの尾張屋で食事をとることにしました。出されたそばは腰がやや強くて食べ応えがある美味しいものでした。出前なんかで頼むそばとは全然違う!(まあ、当然と言えば当然ですね)
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 昼食に満足した後は本日の宿がある地獄谷温泉に向かいます。長野市内からは車で約1時間ちょっとのドライブ。幸いにもまだ雪が降っておらず車はすいすいと走ります。途中には渋温泉や湯田中温泉などの名湯を通り過ぎます。この温泉もひなびた感じの温泉街でとても趣のあるところです。次回機会があったら泊まってみたいところです。さて、そんなこんなでようやく地獄谷温泉付近に到着となりますが、カーナビが差す目的地はさらに先。しかし、これ以上、車道はありません。そうです、ここからは自らの足で歩いていかなければならないのです。ちょっとした山登り?をしてようやく宿に到着しました(運動不足の人にはちょっとキツイ?くらい)。
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 到着後はまだ十分陽があったので近くにある野猿公苑に行くことにしました。ここは野生の猿の餌付けに成功したところで、凄い数の猿がいます。猿の餌付けで観光名所となっている場所は全国中にありますが、ここはそれ以外にもちょっと変わった猿がいます。そう、豊富に湧き出る温泉に入ってしまうのです。いわゆる温泉猿?がいるんです。この季節になると猿も温泉の暖かさに思わず惹かれてしまうのでしょうか?とても気持ちよさそうに入っていました(うらやまし~)。
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 この地獄谷温泉の特徴と言えば何と言っても昔から吹き出ている間欠泉です。この間欠泉は24時間轟音と共に吹き出ていてこの大きな音から地獄谷って言う名前が出てきたのにも何となく納得出来ます。なおこの間欠泉は天然記念物に指定されています。
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 さて、この地獄谷温泉には宿は一軒しかありません(後楽館0269-33-4376)。とてもひなびた感じのする旅館で建物は決して新しくはありませんが雰囲気のいいところでした。とくに自慢の温泉は自然湧出の源泉をそのまま引いており(70.5度のナトリウムカルシウム塩化物・硫酸塩温泉)、そのままでは熱くて入れないので湧き水で温度を調整します。ちょっと不便ではありますがまたそれがいいのです。ゆっくりと温泉に浸かっていると近くを猿が悠然と歩いて行ったりするなど秘湯の雰囲気が抜群です!真冬でも営業しているので興味を持たれた方は是非一度いってみてはいかがでしょうか?ちなみに料理は刺身などの海に関係するものは一切出ません。山なので山ならでは山菜などを中心とした料理がでます。ここは温泉好きにはとてもお勧めの場所です。
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